タイヤチェーンの感想をば

今使ってるタイヤチェーンのレビュー。

ZACPICK SNOW TROTTER 3 (オートバックス
http://www.tire-chain.jpn.org/zacpick_snowtrotter3.shtml

購入したのが5シーズンぐらい前なので、実際に使っているのは同系列の前バージョン(2?)だと思います。
専用工具が大きくなっていて取り付け時に少し楽になるようです。

性能

チェーンの滑り止めとしての性能は充分に合格点だと思います。

乗り心地

見ての通りの形状なので、雪無し路面では振動と音がだいぶ大きいです。特に10〜20km/hあたりの低速ではガタガタゴトゴトと派手に振動します。
チェーン装着時の上限速度の50〜60km/hあたりでは低速時と比べて振動は小さくなりますが音はやっぱり大きいです。
まぁタイヤの表面に凸凹を付け足してるわけなのでしゃーないでしょう。

滑り止め

雪上性能については少なくともこれまで滑ったことはなく、上り坂での停止再発進も問題なくこなせてます(FF車)。

付け外し

取り付け

車の移動:不要
所要時間:練習しておけばタイヤ2本を5分程度で装着できます。
(雪無しフラット路面で装着する際の値。雪の上など条件が悪いと+1,2分)
専用工具:チェーンに付属の工具(というかハンドル)が必要。忘れると装着不可。
服の汚れ:タイヤ裏に手を回す必要があるので基本汚れます。袖まくっておけば大丈夫ですが。

  1. チェーンをタイヤ裏の地面に回しこむように設置。
  2. チェーンをタイヤ裏に引き上げ、タイヤ裏で留め金をはめる。留め金はヘルメットのあご紐の留め金と似た構造なので差し込めばパチンと留まります。素手がやりやすいです。
  3. チェーンをタイヤ表側に引き出す。バランスよく引き出さないと次の手順で苦労する。
  4. フックを引っかける。上の手順でバランス取れてないとこのフックが届かずに苦労する。
  5. 付属のハンドルっぽい工具で締めてロックする。2箇所。

これを取り付けるタイヤの数だけ繰り返す。


素早く取り付ける肝は 3 で「バランスよく」の部分です。引き出しが甘いと、4 のフックが届かない、片方は届いたものの反対が届かない、届いたものの 5 がキツくてロックできないと苦労します。
上下左右均等に引き出すと後の 4 と 5 が楽になるので、バランスに配慮しつつタイヤに足をかけて気合い入れて引っ張り出してやりましょう。
また、新品スタッドレスに取り付ける場合は、 3 でタイヤとチェーンの摩擦が強くてなかなか引き出せない、タイヤが減ってないので 4 がなかなかとどかない、 5 の締め付けに気合いが必要と結構大変です。

このチェーンに限りませんが、取り付けた後は少し走って、緩んでいないか、バランスが極端に崩れてないかを確認しましょう。

取り外し

車の移動:原則タイヤ毎に必要
所要時間:10分程度
専用工具:装着時と同じハンドルが必要。無くすと外せません。

  1. チェーンに付いている目印がタイヤのてっぺんに来るように車を前後に移動させる。
  2. 付属のハンドルっぽい工具でロックを解除する。
  3. フックを取り外す。
  4. タイヤ裏に手を伸ばして留め金を外す。これも素手がやりやすいです。
  5. チェーンをタイヤから外して、車の下を回して引き出す。

これを取り付けたタイヤの数だけ繰り返す。


外すときは車の移動が面倒ですが、取り付け時に苦労しがちな 2 と 3 は楽なものです。
3 でフックを外した後、そのフックを畳んでやるのが tips。4 と 5 でのチェーンの取り回しが楽になります。
説明書をちゃんと読んでないと 1 をとばして 2 でチェーンを緩めてしまい、どーやって外そうと悩むハメになります。

まとめとか

スタッドレス履いているので多少の雪なら無問題なのですが、タイヤがへたれてくる3シーズン目以降は用心のためお世話になる機会が増えました。3シーズン目あたりになるとタイヤが新品時より減っているので取り付けも楽なものです。

販売時の箱はチェーンをきっちり畳まないと収納できないので、頻繁にスキー場通いする場合はホームセンターなどで売っている大きめの洗濯カゴやプラボックスにいれて持って行くと、取り外した後に適当に畳んで放り込むだけなので楽です。

なんにせよ、チェーン買ったら雪道に行くまでに説明書無しで取り付け取り外しができるように練習しとくのが一番大事です。
いざ着けるときに始めて開封して説明書片手にあーでもないこーでもないというのをやらかすと時間はかかるわ、周りに迷惑かかるわ、泥水ぶっかけられるわ、同行者がぶーぶー言い出すわでろくなことがないです。
タイヤ2本で5分を目安に練習しときましょう。