TeX (LaTeX) から dvipdfmx 使って PDF を作る時のフォント埋め込みについて。
ここではWindows環境で最終的に日本語フォントはIPAフォント、英字は Times にまとめます。
やり方
英字のみ文書のみの TeX の場合は dlbase14.map でググればあちこちに先行資料があるのでそっちを参考に作ればきっとOK。
日本語用にIPAフォントを埋め込むには、
ipa.map
rml H :0:ipam.ttf rmlv V :0:ipam.ttf gbm H :0:ipag.ttf gbmv V :0:ipag.ttf
と準備した上で
dvipdfmx -f ipa.map -f dlbase14.map toaru.dvi
でIPAフォントとTimes(っぽいもの?)が埋め込まれたPDFファイルができる。
後に書いてる「埋め込みの確認方法」で確認しておしまい。
ハマるポイント
確認しても「何度やっても埋め込まれないフォントがある!」という場合、たぶんフォントが埋め込まれていないページには図が入ってると思います。
PowerPoint や Excel でグラフや図を作って wmf2eps で変換してる場合、図の中のフォントを日本語フォントはIPAフォント、英字は Times New Roman に統一しとかないとダメなんです。
もうちょっと厳密に言うと、PowerPointやExcelでグラフや図を作る時、文字部分は埋め込むフォントに対応させるフォントに限定しないとアウトになります。
図中の文字列はepsファイルだと文字列のままなんだよってことが盲点でハマる罠。
変換時にビットマップにすればこの問題は出ないけど、印刷が荒くなるから使いにくい。
埋め込みの確認方法
Acrobat Reader で開いて ファイル→プロパティ→フォント で全フォントが「埋め込みサブセット」になってることを確認
最後に↓で確認
http://pdf.printjapan.com/