広告メールのうざいとうざくない

一般に嫌がられる傾向のある広告メールだけど、ユーザーが欲している情報をちゃんと載せていれば、むしろ喜ばれると思うんだ。
例えば、amazonから届くお勧め商品メール。
これはさすがの協調フィルタリングといいったところで、ユーザの購入履歴や閲覧履歴からユーザの嗜好情報をある程度抽出できていて、メールの内容も「おっと買い漏れてた」といいうようなことがよくある。
なので、喜ばれるタイプの広告メールと言えるだろう。頻度もそこまで多くないし、忘れられるほど少ないわけでもない。贅沢言えばシリーズ網羅リストメールとかあってもいいかもしれんね。


逆の例の筆頭は楽天。9割9部が不要情報なので受信前にサーバ上で削除してます。

こちらの購入情報やカード利用情報が反映されているとは思えない雑多な内容のメールで、まったくもってターゲティングやパーソナライズができておらず、ユーザが買いたい物ではなく、楽天が売りたい物を何の工夫もなくユーザ全体にブロードキャストでごり押ししてるだけ。まさにスパム。というイメージしかない。
楽天に出してる個々の店舗が独自にやってる分は(技術力と資金力の限度から)仕方がない(そんなに頻度も多くないし)としても、楽天本体は仮にもIT系の顔していて、大規模バックエンドシステム抱えてんだからそのぐらいのシステムは作れと。なんのためのグループ化して抱え込んだ情報はストレージの肥やしにしかしてないのかと小一時間問い詰めたい

例えば、楽天トラベルならユーザがよく行ってるエリアのホテルに絞り込んだうえで、キャンペーンやってるホテルを知らせるとか、ユーザの利用グレードに合わせるとかその程度のことはやってほしい。普段一人でビジホしか利用しかしてないユーザに「クリスマス特集。二人っきりで楽しむホテル特集」とかケンカ売ってんのかと。
他にも楽天カードからはやたらリボにしろキャッシュ使えといった押しつけまがいなメールがそれこそ1日に3, 4本は届く。リボにしろキャッシュにしろ利率とか計算できる普通の利用者は緊急時以外使いませんから。


楽天は多角経営しているわけだからamazonより裾野の広い情報が収集できてるはず。だから、それを上手に使ってユーザの嗜好情報を上手く抽出したうえでちゃんと絞り込んだターゲティング広告をすべき。スキー用品買ってる+スキー宿とってる→スキーヤー→住所地近くのゲレンデの早割チケットや広告メールとか「たまには遠征しませんか?信州お勧めコース」みたいにできんのだろうか。

いまのやり方見てると「安いえさをばらまいて食いついたのを適当に食えばいいや」という商売戦略にしか見えない。と、これってまさにスパム戦略だよねと書きながら気付いたり。